推薦と民間試験を重視する大学入試が中学受験へ与える影響

 教育に関するニュースとして注目されているのは、センター試験の廃止と新しい大学入試のあり方です。一貫して公の機関が主催してきたセンター試験も終了することになり、民間試験への委託の傾向が強まってきました。それと同時に一発で決まる入学試験よりも学校生活全体を俯瞰して各大学に適した生徒を選ぶ内申書重視の推薦型入試がクローズアップされています。まず、高校時代の英語検定の成績を、入試科目の免除など大きな特典とする施策が考えられています。英検は中学の学習内容を習得すれば受験できる民間試験ですが、その内容も変化しつつあり5級からでもスピーキングを任意で受験できるようになりました。

 中学受験を控えた小学生も、民間試験を意識した指導が必要になります。塾業界も特定の有名校合格が至上目的ではなく、日頃から民間試験の得点力を上げる工夫も求められることになったのです。また、テストの点数を取る能力が高いばかりでなく、学校生活を充実させ教員から高い評価を得られる生徒は、有名大学へ推薦される道が広がりました。学習だけでなく委員会・部活動など校内活動で評価されることも、成績アップと同様に重要な要素となります。塾としては、学校の事情を調査して正確に把握し塾生に校内活動の指導も行うことになるかもしれません。